
先生、駄目ですっ……
第13章 鬼の生活指導教員 3
「また拾えばええやん」
不意に上から阿久津の声がした。
「阿久津っ……なにしに来たんだよっ!!」
「なんか元気なさそうに一人で旅館から出ていったからついてきたんや」
笑いながら阿久津はゴミを拾い、持っていたビニール袋にそれを入れる。
「やめなよ。無駄なんだから。わかったでしょ、阿久津だってっ!! 拾っても拾ってもゴミはまた捨てられるんだよ!!」
私は阿久津の持っていたビニール袋を手でぱちんと払った。
「それでもええやん。また拾ったら」
諭すような顔がムカつく。
偽善者丸出しの態度がムカつく。
琴子を泣かせた阿久津がムカつくっ!!
不意に上から阿久津の声がした。
「阿久津っ……なにしに来たんだよっ!!」
「なんか元気なさそうに一人で旅館から出ていったからついてきたんや」
笑いながら阿久津はゴミを拾い、持っていたビニール袋にそれを入れる。
「やめなよ。無駄なんだから。わかったでしょ、阿久津だってっ!! 拾っても拾ってもゴミはまた捨てられるんだよ!!」
私は阿久津の持っていたビニール袋を手でぱちんと払った。
「それでもええやん。また拾ったら」
諭すような顔がムカつく。
偽善者丸出しの態度がムカつく。
琴子を泣かせた阿久津がムカつくっ!!
