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先生、駄目ですっ……

第15章 カテキョとお嬢様 3

「当たり前だ。悠希ちゃんを迎えに帰ってくるよ」

「うん。美人になって待ってる……」

「……ああ。楽しみだ」

先生はそっと私の頬に手を当てて唇を近付けてきた。

ぷにっと軽く唇同士が接触する。

「なかなか帰ってこなかったら私、彼氏作って他の人と結婚しちゃうんだからね」

「それは困るな」

困った顔をせず先生が笑う。

「本当なんですからねっっ!! 油断してたらすぐですからね!!」

子供扱いしてっ!!

「わかってる」

先生は笑いを消して真剣な顔をした。

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