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先生、駄目ですっ……

第18章 鬼の生活指導教師 最終章

「加賀美……」

「そんなに言うなら今からあの海岸行って掃除してこいよ!! 一日二日掃除したから自分はいい奴って思ってんなよ!! 綺麗事並べて、偽善して……独り善がりに満足してんなよっ!!」

阿久津は悲しげな顔で私を見ていた。

その顔もムカつく。

渡されたコーヒーのプルタブを開け、中身を全部地面にこぼして缶を放り投げた。

「ほら? 地面きれいにして缶を拾ってゴミ箱に入れろって!!」

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