悪魔と天使
第1章 編入
中には一人の男が寝ていた。
俺は変装を解いて寝ていた男に話しかけた。
「おい。」
「.....ん?.....楓?」
「あぁ。」
「...........はぁ!?...え?」
「驚くな。俺だ。」
「......あぁ。楓ね...。」
男はずいぶん驚いた様子だった。
この男の名前は如月 春(キサラギシュン)高校3年だ。
これまたイケメン。黒髪のな。
眼鏡が似合いそうな人だ。
「おかえり。」
と抱き締めてきた。
一瞬びっくりしたがただいまと返した。
多分顔赤い。
実はこの人、俺と同じ学園に通っていたりする。
理事長とはかなり仲がいい。
だからバイトを優先しているため学校にはあまり行っていない。
「このカツラ何?」
「....あ....。」
「?」
机に置きっぱなしだった。
何から説明すべきか。
俺はまず同じ高校に通っていることから話、変装のことについて理事長から言われたと言って話した。