悪魔と天使
第1章 編入
「ン!....はっ、ぁ///ぷはっ...。」
「クッ....いい声してるな。」
「ハァ...ハァ....してないっ...ハァ。」
「エロ。」
「はぁ?」
また顔を近づけてきて今度は触れるだけの優しいキスをした。
わざとらしくリップ音をたてて。
「フッ...勃起してんぞ。」
「え?」
「ほら。」
俺の息子はキスだけで勃っていたのだ。
そして会長のニヤッと笑った顔、ムカつく。
「ヌいてやろうか?」
「いい。」
「お前に拒否件はない。」
「ちょっと待て!」
ガチャーーーーーーーー
「玄関が開いていると思ったら、隼人何やってるんです。今すぐ一ノ瀬君から離れてください。」
「チッ....。」
会長は舌打ちをすると離れて行った。
って、何故舌打ち?
あぁ、今は副会長が神に見える。
「隼人は部屋に戻ってください。」
「はいはい、楓続きはまた今度な。」
そう言い残すと会長は俺の部屋を去った。
いや、副会長と去って欲しい。
「副会長....」
「はい。」
「ありがとう。」
「いいんですよ。それより名前で読んで頂けるといいのですが。」
「えっと、捷。」
「あの、そろそろ着替えては?」
「あ。」
今は女装したままだった。
これはヤバイ。
捷は察してくれたのか、後ろをむいた。
俺は素早く着替えた。
「終わった。」
「,...早いですね。」
「まぁ。」
「では私はこれで。」
服を回収して行ってしまった。
俺は変装をとり、まずは悠に電話した。
『はい。』
「悠か?」
『どーしたの?』
「それはこっちの台詞。捕まったのか?」
『俺はね。春さんは捕まってないよ。』
「そうか、じゃあな。」
俺は電話を切り寝てしまった。