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悪魔と天使

第2章 親睦会


「あのさ....」
「眠いから話しかけるな。」
「えっと....無理...かな。」
「は?」
「まだ寝るのは早いと思って。」



何が早いんだ!
俺は寝たい時に寝る。
邪魔ばかりするな。



俺は結局寝ることは出来なかった。
理由は3つだ。
1つ目は悠がうるさいから。
2つ目は悠の親衛隊がうるさいから。
3つ目は先生が俺をあててくるから。
そのせいで俺は寝不足の不機嫌で怒りMAXだな。
イライラだ。



授業に出るんじゃなかった。
今度やり返す!
俺の恨みは凄いぞ。



次の授業は親睦会の衣装のチェックをするらしい。
あ、逃げるか。



「待て、一ノ瀬何処に行く。」
「本堂....。」
「先生だろ?」
「何処でもいいじゃないですか。」
「いや、ダメだ。」
「チッ....保健室です。」
「体調が悪いのか?」
「寝不足と疲労で倒れそうだから。」
「倒れたら連れていってやる。」
「鬼かあんたは。」
「なんとでも言え。」



結局サボることも出来なかった。
窓から飛び降りてでも逃げたい。
この高さなら着地くらいできる。



俺は皆が立ったことをいいことに窓から飛び降りて保健室に行った。


                          

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