
悪魔と天使
第2章 親睦会
*悠side*
楓を見ていたら窓から飛び降りた。
俺は慌ててベランダから見ると無事に着地していた。
俺はホッとすると、楓のカツラが取れている事に気づいた。
飛び降りる時に木の枝に引っ掛かって取れたのだろう。
眼鏡は着地したときみたいだ。
地面に落ちてる。
普段身に付けていないから取れたことに気づかなかったのだろうか。
楓は走り去って行った。
金髪が丸見えだ。
もう、金蝶じゃないか。
会長に見られでもしたら襲われる。
どうにかして抜け出さなければいけない。
生徒会の仕事を理由にでもするか。
もうそれしか手がない。
待ってろよ!
楓は俺が守らねば!!!
親衛隊を使ったら楽だな。
謎の情報屋のこともあるし。
「ねぇ、こっそり教室抜け出したいんだけど。」
『え....中西様!!!.....は、はい!喜んでお手伝いします♪』
「ありがとう。」
『そんな////感謝されることなどなにも....////』
親衛隊は扱いやすくてよかった。
今はいち早く楓の所に行かなければ。
