
悪魔と天使
第2章 親睦会
頭がなんかスッキリした感じがするな。
気のせいか?
まぁ、いい。←よくない
「......迷った。」
まさかの迷子?
....いや、迷子ではない。
俺が迷子のはずがない。
馬鹿馬鹿しい。
ガサガサガサーーーーーーーー
ビクッ!!!!!!!
「「え?」」
嘘、会長だ。
でも何故いつも以上に驚いた顔をしている。
珍しいものでも見たかの様な。
「...金..蝶...。」
「は?」
「なんでこんな所に、しかもここの生徒なのか?」
「は?」
俺はちょうど窓ガラスに反射した自分が見えた。
カツラが取れてる。
ついでに眼鏡も。
これはどうしたことか。
多分飛び降りた時に落としたな。
最悪じゃないか。
会長は復習の為に俺を探していたのだろう。←ちがう
返り討ちにしてやる。
「やっと見つけた。」
「触るな!」
「....金蝶?」
「まだ殺られる訳にはいかねぇ。」
「何を言って...」
「今の出来事は忘れろ。じゃあな。」
「ちょっと待て!」
「なんだ。」
タイマンか?
眠いから負けるかもしれない。
どうするか。
それは逃げるだろ。
そう決まれば即実行。
