
悪魔と天使
第2章 親睦会
「逃げても見つけ出すからな。」
「やってみろ。」
俺は全力で走り去った。
もうすごいスピードでな。
適当に走っていると保健室を見つけた。
だが、そこを通りすぎ森の方へ向かった。
少しすると綺麗な花畑があった。
とても綺麗だ。
俺は座り、花を1つ取るとそれを眺めていた。
その花がとても綺麗だったから。
そのまま眠たくなり気を失ったかのように眠りについた。
俺は夢を見た。
小さい頃の夢だ。
そう、あれはあの人と遊んでいた頃だ。
まだあの人がいた頃。
あの人は突然消えた。
行方不明になったのだ。
今も見つかっていないらしい。
ーーーーー愛してる
あの人が最後に言った言葉。
あの人の口癖。
綺麗な金髪の髪をなびかせて。
水色の優しい目で。
愛してる、と。
あなたは今何処にいる?
