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悪魔と天使

第2章 親睦会



俺の今の格好はまぁ和風だな。
侍?みたいな格好。
カツラはオタクみたいなやつ。



オタクみたいなって言ってもボサボサで少し長いだけだ。
特に前髪が。
これが一番邪魔。
頭が蒸せる。



夏とか最悪だろうなぁ....
など、独り言をつい言ってしまった。
それが悠に聞こえたらしく、なんで?と聞き返された。
独り言なのに。



「頭が暑いから。」
「そっか。」



返す俺もどうかと思うがな。



今走って喋っているが、そろそろ障害物が出てくるから喋れなくなるだろうな。



そんな事を考えると1つ目の障害物が姿を現した。



「これは....川か?」
「そうみたいだね。」



ご丁寧に説明する人まで立っている。
この人は風紀委員だ。
生徒会じゃないみたいだな。
何故風紀が。



『じゃあ、説明します。
この川を濡れずに渡ること。
まぁ川に落ちないでってことかな。
石が所々にあるから、それに乗って進んでね。以上。』



「俺から行く。」



簡単過ぎて普通にこの障害物は乗り越えた。
まぁ普通の障害物競争とかだったらハードすぎるかもな。



悠も無事乗り越えた所で水分補給をして先に進んだ。



少し走った所でまた、次の障害物が見えてきた。


                          

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