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純情ゲーム

第1章 Stage1 イージーモード

「話ってなんですか…」

見たところ上級生っぽかったから、敬語で問いかけた。

「今からお茶でもどう?」

「え?」

古い、古過ぎる…!
今は私がお茶に誘われたことの重大さよりも、この人の頭の中の時代の流れを気にするよ!!!

今時「お茶どうですか?」なんて使う人いないよ…。

「えっと、嫌だった?」

嫌とかそういうの前提ですけど。

「丁重にお断りさせていただきます、すみません」

私はそう言うと、さっと靴を履き替え振り向くこともなく、生徒玄関を出た。

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