テキストサイズ

妄想いろいろ

第2章 妄想2 弟

「ごめんね、姉ちゃん。一回じゃ、ない」

「え…?」

「もう何回もやってるんだ。こんな事…」

伏し目がちに答える弟から目がそらせなくて。

どうして、と聞きたいのに言葉がでませんでした。

「…なんで、って顔してるね。姉ちゃん、昔からわかりやすいからさ…

小さい頃から姉ちゃんの事見てたからわかるよ


……ずっと姉ちゃんが好きだったんだ、俺。」


「好きって…私達姉弟じゃない…」

「うん。分かってる、分かってるけど…」


諦められなかったんだ

そう弟は言うと私に…キスをしました。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ