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俺の恋はどこで間違ったのだろう

第1章  始まり

「ねぇ。君八十八学校の人だよね?」

俺は彼女に追いつきそう質問した。

彼女は俺の顔を確認せず走りだした。多分このことを見られたくなかったのだ。俺もその気持ちはわかる。でもこの機会を逃しまいと彼女を追いかけた。男の俺はすぐ追いつき息を切らしながら彼女を腕を掴んだ。

「ごめん。急に話しかけて。でも同じ学校に同じ趣味の人がいると思ったらつい嬉しくってさ。別に冷やかしとかじゃないから安心して」

彼女はゆっくりこちらに顔を向けた。カチューシャをしてるなかなかボーイッシュな少女だった。一目惚れまではしないもののドキドキした。

「なんだ〜。そういうことかー。警察かなにかかと思ったよ〜。いきなり話しかけるの禁止!わかったね?」

彼女はテンション高めにそう言った。俺は彼女がこんなキャラだと思わず少し動揺した。

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