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俺の恋はどこで間違ったのだろう

第1章  始まり

「あー。ごめんごめん。これから気をつけるよ」

俺はそう言って自己紹介をした。

「俺は2年G組五井さとし。君は?」

そう言うと彼女は腰に腕をあて

「私は2年A組六竹ななみ。以後よろしく!」

と自慢げに堂々と自己紹介をした。

まさか同じ学年だったとは…。この特徴のあるカチューシャは一度見たら忘れるはずがない。俺はつくづく自分の顔の広さに落胆した。

「さとしくん?廊下とかでも周り顔見ないよね?まさか不登校〜?」

そうおもわれてもおかしくない。てかその質問俺もしようとしたんだけどなw

「いや学校にはちゃんと言ってるよ。ただ帰宅部だしそんな明るい方じゃないから目立たないだけだよ」

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