腐男子のカッコいい日常
第1章 双子の転入生
学校まで、およそ20分かかる。
7時30分から生徒会の仕事がある事を
すっかり忘れていた。
少し早歩きをして学校に向かう。
何とか5分前に学校につく。
校門にいる教師に挨拶をして
教室ではなく、生徒会室に急いで行く。
廊下を走っていた1年生を注意して
やっと生徒会室につく。
コン コン
「棗です。」
「……入れ」
返事を待ち、中へ入る。
生徒会室に入れるのは生徒会長と副会長の僕だけ。
だから、生徒会室にいるのは生徒会長の跡部会長だ。
去年までは生徒会の委員会は全員、生徒会室に入れたが
今年から、生徒会長が変わり
跡部会長が決めたルールだった。
何故、跡部会長と僕しか入れないのか不思議だが
群れたり、人が多い所は嫌いだから僕は大助かりだった。