腐男子のカッコいい日常
第1章 双子の転入生
「棗、9秒遅刻だ。
どうした?お前が遅刻するなんて珍しいな」
「すみません。寝坊してしまって…」
「…お前が寝坊?そうか、お仕置きが必要だな。俺様を待たせるなんて……」
あー、また始まった。
自分がどれだけ偉い話が……。
こうなった跡部会長は1時間…いや、3時間ぐらい永遠に喋っている。
跡部会長はほっといて生徒会の仕事終わらせよう。
えーと、資料は……。
「おい、棗。俺様の話を無視するなんて良い度胸だな。」
「……跡部会長、そんな事より仕事を終わらせないと授業が始まります。」
「そんな事だと?
お前は立場を理解していないな。お前は俺様のペットだ。俺様の命令は絶対服従。」
別に、ペットになったつもりはないんだけど。
跡部会長は俺様キャラでイケメンさん
オマケに生徒会長と言う器だ。
それに、跡部会長はこの学校の理事長の息子らしい。
それで大金持ち
女子はキャーキャー言って
男子には憧れて
僕は跡部会長が好きだった。
いや、好きって言ってもキャラが好きだ。
跡部会長は、まさにボーイズラブの鏡なのだ。
受け、攻めって言ったら、まさに攻め側!!
俺様キャラにドSが入り、良い感じなキャラクターだ!!
これに相手が居れば、どんなに良い事なのか…。