
絶対振り向かせる!
第1章 遼ちゃんの家
「・・・・おい優花
・・・・・・・・・おい優花!」
ん?
何かが私の肩に触れた
振り向いてみると、、、
「り、遼ちゃん、、、」
私の肩に触れていたのは遼ちゃんの手だった
顔が、、、
近い、、、
てかきれいな肌
私よりきれいなんじゃない?
顔もめっちゃ整ってるなあ
いつも抱きついてるけど、顔ちゃんと見てなかったな
あと髪が濡れてて色っぽい
なんか
ドキドキする
「ったく、テレビ大音量でみてんじゃねえ」
「う、うん、、、
ごめん、、、
お風呂
出たんだ、、、」
「ああ」
「じゃ、じゃあ、あたしも入ってくるよ、、、」
私はお風呂場へ向かった
「はあはあはあはあ」
やばい、、、
久しぶりに遼ちゃんの前で緊張した
いつもは全然なのに、、、
あんなに顔が近かったからだ、、、
私はお風呂を出た
はあ、、、
スッキリしたー
ぽかぽかする
よし!用意してた勝負下着に着替え、、、
あー!!!
やばい!
さっき勢いでお風呂場に来たから、何も持ってきてなかった
もちろん、着替えはない
どーしよう、、、
まあいいや、とりあえず髪を乾かそう
落ち着け、、、
落ち着け、、、
、、、、、どーしよう
大声で遼ちゃんに頼んでパジャマと下着を持ってきてもらおうか、、、
いやいや、、、
あの勝負下着を見られるわけにはいかない
じゃあ、マッパで出るしかないわけ?
いやいや、バスタオルはある
バスタオルはあるけど、タオル一枚の姿を遼ちゃんに見られたら、、、
すごい恥ずかしい
勝負下着持ってきたやつが何言うんだよって話だけど、、、
恥ずかしいものは恥ずかしいんだ
でも、、、
これしか方法はない
遼ちゃんに見られないことを願うしかない!
よし、行こう
私は体にバスタオルを巻いて、廊下に出た
どうかいませんように
どうかいませんように
どうかいませんように
