
絶対振り向かせる!
第2章 遼ちゃんと柔道
「優花!」
あ、遼ちゃん!
やっと来たあ♪
よーし!次こそ遼ちゃんと戦うぞー
「もーう、遼ちゃんったら
来るの遅い!!
もう三人も戦い終わったんだよー」
すると遼ちゃんは焦ったような表情になった
「え、三人もやったのか」
「そうだけど、、、」
「その三人無事か?」
「え?」
なぜか遼ちゃんは焦ったような表情をしていた
どーしたんだろ、、、
「お前が戦ったのは誰だ?」
「ええっと、●●先輩、〇〇先輩、▲▲先輩」
そんなこと聞いてどーするのかな
もしかしてその三人にヤキモチやいてる!?
ふふふ
遼ちゃん、私と最初に戦いたかったんだね
「はあ、良かった
全員先輩で、、、」
???
「へ?」
「お前は初心者のくせに無駄に力強いから、
他の人に怪我させそうで心配だったんだよ」
なんだ、、、
ヤキモチやいてたわけじゃないんだ、、、
でも遼ちゃんと戦って強いこと見せつければ、私のこと好きになってくれるかも
「遼ちゃん
次、戦おう」
「ん、いーよ」
きゃーー
OKしてくれた
嬉しい、、、
抱きついちゃえ
ガバッ
「うわっ、、、
お前、そんなことしてねーでさっさと試合やるぞ」
遼ちゃんはそう言うと私のことを振り払ってしまった
もうっ
遼ちゃん以外に、女の子に抱きつかれて振り払う男なんているの?
まあいっかあ、いつものことだし
これから試合だし♪
そして私と遼ちゃんの試合は始まった
「「よろしくお願いします」」
私は遼ちゃんにつかみかかった
はあ、、、近いなあ
しかも遼ちゃんすごく真剣にやってるし
すごいかっこいい
こんな姿を間近で見れるなんて夢みたい
私は試合中そんなことを考えていた
でも最初は真剣にやってた
最初はね、最初は、、、
なかなか勝負がつかないからなのか遼ちゃんが寝技を仕掛けたの
そしたらすごく体が密着した
なんかエッチな気分になってきたんだ
それでちょっといたずらしちゃったんだ
