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ミルクティーひとつ。

第1章 アイスコーヒーふたつ。

他のやつらは初っ端から諦めてた。

凡人が天才にかなうわけないって。

「大抵の奴等は、オレたちと戦う前から、トーナメント表を見た時点で諦めているのだよ。

だが


お前は違った」

緑間は無表情のままだったけど、心なしか少し柔らかい口調をしていた。

「…なあ、ここのアイスコーヒーって美味いの?」

なんか話を続けにくくて、話題をさしあたりのないものに変えた。

緑間はオレに意外そうな顔を向け、

「味は保証するのだよ」

と言った。

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