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不良君達のお気に入り!?

第2章 不良君との再会

「実は昨日、亮が怪我をしていたのは、敵対していたチーム『風魔』に襲われたからなんだ、風魔自体は、大した族じゃ無いからすぐ潰せたんだけど・・・・」



そこで、何故か言葉を切る優輝。



「けど、何?」



私の言葉に、優輝はポケットから携帯を取り出し、私に渡した。



優輝から携帯を受け取り、見ると・・・



「・・・・何、コレ?」



そこに、写っていたのは
『華月の弱点は篠崎 詩音』の文字。



「それが、チェーンメールとして色んな族に回されたんだ、幸い名前だけで写真とかは回されて無いみたい何だけど」



「でも今、色んな族がシーちゃんの事を血眼になって探しているんだ」



「どうして?」



「詩音を使って俺達を潰そうとしてんだよ、俺達を潰したがっている奴らは、結構多いからな・・・・・」



「それでね?詩音ちゃんには、これから俺達と一緒に居て欲しいんだ」



「・・・・・ふぇっ!?」



一緒に居る?



「俺達と一緒に居てくれれば、シーちゃんを守る事が出来るし、シーちゃんも安心でしょ?」



コテンと首を傾ける健太。



「でも、皆に迷惑なんじゃ・・・・・」



「俺達の不注意でこうなったんだから、全然迷惑じゃないよ」



優しく、穏やかな優輝の声。



「でも・・・・・・」




すると、今まで黙っていた魁斗が口を開いた。




「俺達が「お前を守りたい」って思ってんだよ、お前は黙って俺達に守られていればいい」



そう言うと、魁人はソファーから立ち上がり、私の目の前に跪いた。



「わかったな?」



微笑みながら、私の頬に手を添える魁斗。



魁斗の言葉に、私は静かに頷いた。





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