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私が頷くと、皆が安心した様な顔をした。



「これから、毎日シーちゃんに会えるかのか♪」



「超～、嬉しい」と私に抱きつき頬擦りをする健太。




「ちょ、健太！」



何とか離そうとしてみたけど、離れない・・・・・



もういいや・・・・・



諦めて、健太の好きなようにさせる事にした私。



すると、あちこちから視線を感じる。



恐る恐る、視線を感じる方に目をやると、今まで穏やかな笑みを浮かべていた皆が鬼の様な形相をしてこっちを見ていた。



「どうしたの？皆」



私が声を掛けると、優輝はﾆｺｯと笑い「何でもないよ」と答えた。



「それより、時間は大丈夫？詩音ちゃん」



部屋の時計を見ると・・・



「ヤバイ！帰らないと」



慌てて、帰る支度をする。



「送る」



そう言って、立ち上がる魁人。



「いいの？」



「あぁ」



「ありがとう」



魁人と一緒に出口に向かうと「また明日ね、詩音ちゃん」と優輝が手を振ってくれた。



「じゃあな、詩音」
「明日は、いっぱい遊ぼうね～♪」



欠伸をしながら手を振る亮。


両手を大きくブンブンと振る健太。



「スー・・・スー・・・・」



いつの間に寝たのか、慎君は気持ち良さそうに寝息を立てていた。




「うん、またね」



そう言って、私は魁人と一緒に部屋を出た。