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不良君達のお気に入り!?

第4章 不良君はキス魔!?

「コレが優輝のバイク?」



「うん、そうだよ」



優輝が持ってきたバイクは
青を基調としたバイク。



「なんか、優輝ぽいバイクだね」



私がそう言うと、優輝は「そう?」と笑った。



「詩音ちゃん、コレ被ってね?」



優輝に渡されたのは、少し大きめのヘルメット。



「これ借りたら、優輝のが無いんじゃない?」



「大丈夫、健太のを借りるから」そう言うと、優輝もう1つヘルメットを取り出した。



「じゃあ、お借りします」



そう言って、被っては見たものの・・・・・・



「ブカブカ・・・・・・」



「アハハ!詩音ちゃん可愛すぎ」



お腹を抱え、大笑いする優輝。



「ぶー、そんなに笑わないでよ」



「ゴメン、ゴメン」



謝ってはいるけど、優輝の目には涙がたまり、未だにクスクスと笑っている。



「あ~、可笑しかった」



やっと、落ち着いた優輝。



「じゃあ、出発するから乗って」



「乗って」って、言われても・・・・・



「バイク乗った事ないから、どうやって乗ればいいのか分からない」



「そっか、じゃあ
ちょっとゴメンね?詩音ちゃん」



「え?うわぁ!」



いきなり、両脇に手を入れられ優輝は私を軽々と持ち上げた。



「詩音ちゃん軽すぎ、ちゃんと食べてる?」



「た、食べてる!てか、下ろして!」



バタバタと暴れる私を、優輝はゆっくりとバイクに降ろした。




魁人や亮とは違い、優輝は細身な感じ。




なのに、私をあんなに軽々と持ち上げた。




優輝もやっぱり、男の子なんだと実感した瞬間だった。






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