紅い薔薇と嘘
第1章 紅い
高校2年になって3ヶ月。
正直、実感がない。
夢がいまだ見つかってないから。
やはり、目標は持つべきか…。
キーンコーン、カーンコーン。
凛「しゃぁー麻衣ーパン買いに行こー。」
麻衣「うんー!いまいくー!」
急いで机の中に物をしまい、サイフをもった。
お昼に一階の購買に行くのは私たちの日課。
特にメロンパンやカレーパンが一番美味しい。
はやく行かないと売り切れてしまう。
麻衣「凛!!ダッシュでいくよー!!!!」
凛の腕をしっかりつかむ。
凛「え!!ちょっと、まって麻衣ーっ!!!!!
麻衣「うぉりゃー!!!!!!」
凛はいつものように麻衣に引きずられながらパンを買いに行く。
もう、慣れてしまったせいかスピードがハンパない。
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