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炎魔境

第21章 魔族転生ドラグ。怪魚ガポルネ。 

【海底都市内部】

セルスとメイは魔方陣から海底都市内部に侵入する。

「ピイト…リン…。」

セルスは二人の心配をしていると

「あんたねぇ!仲間なんだから信じなさいよ!私たちを信じたピイトとリンに失礼よ!」

セルスはメイの言葉に納得し、迷いがなくなった様子で内部を進んでいくと、大きな玉座のある大部屋に辿り着く。

「セルス…。」

敵の気配を感じたメイがセルスに呼び掛けた瞬間、怪魚の大群が襲いかかってきた!

「メイ!後方の大群頼んだ!」

メイは頷き後方から襲いかかってくる怪魚を見て

「怪魚相手だと普通の銃弾じゃ弾かれるわね…!」

メイの二丁銃が光りだす。

「魔光・連突弾(まこう れんとつだん)」

二丁銃の魔弾の連弾が怪魚を貫く!

「魔力の修行やっといて良かったわぁ♪」

メイが後方の敵を相手している時、セルスは前方の大群に紫炎術を発動させる。

「紫炎・爆砕撃(しえん ばくさいげき)」

セルスは紫炎の剣で地面を叩き、地面の石が紫炎で燃えて飛び散る!その無数の破片を怪魚の大群にぶつけた。

しかし前方も後方も怪魚の数が多すぎる。

「セルス!コイツら多すぎだわ!」

するとセルスはメイを引き寄せて、怪魚がセルス達を囲うように襲いかかってきた時

「紫炎方陣(しえんほうじん)」

セルス達を紫の炎が囲い燃え上がる。
囲い攻める怪魚の大群が一気に焼きつけられる。

「セルス…あんた…そんな技あるなら初めから使いなさいよ!魔力だってタダじゃないのよ!」

「ハハハッ。ごめんごめん。今さっき思いついたからさぁ。」

セルス達はホッとしていると、明らかに他の怪魚より禍々しい雰囲気の持つ1体の怪魚がセルス達の前に現れる。

「グッフッフッ…。ドラグ様の仰ったとおり紫炎術者が姿を現したか。」

二人は喋れる怪魚に驚くと、

「神の卵がお望みなんだろうが、もうここにはいないぞ。
魔境に向かって行ってしまったわい。」

「くそっ!ドラグのヤツに嵌められた!
すぐにここを出ないと…。」

すると怪魚は目を鋭くさせてセルスを睨み

「バカか貴様!ここから出れると思うなよ!貴様らはこのガポルネ様の食料となるのだ。」

メイはセルスに

「コイツから強烈な魔力を感じるわ!
セルス。私サポートするから、上手く接近戦に持ち込んでね。」

セルス、メイVS怪魚ガポルネ 



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