無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ブル爺は両手を魔力で覆い、凄まじい邪気を受け止める。

「わしをナメすぎじゃ！！
ほれ、返すぞい！」

ブル爺は凄まじい邪気をドラグに跳ね返すと、ドラグは受けとめ吸収する。

「それほどの邪気を放てるということは、
おぬしもまだ力を隠しとるな…。
わしを相手に生意気じゃのぉ。」

するとドラグはニヤリと笑い。

「これからの予定のために、人間の姿に留めておきたかったが…！貴様相手ではやむを得んな！！」

ドラグは力を一気に解放すると、凄まじく大きな邪気を覆い、肌が青くなり、額に目が開きだす。
さすがのブル爺も一瞬怯むと

「パーマ！リン！！セルスとお嬢ちゃんの所に行けぇ！コイツは危険すぎる！！」

ドラグは地底の神に授かった力を解放すると、リンに一気に襲いかかってきた。

「貴様らもここで死ねぇ！！！」

ブル爺はドラグを追うが追いつかない。
不意を突かれたリンも動けない。その時！

「ジジィ！リンちゃんも守れねぇで偉そうに指図すんなぁ！」

ピイトはリンに襲いかかろうとしたドラグに魔法を放つ。

「嵐魔・双龍撃(らんま・そうりゅうげき)」

ピイトは両手を付けて開くと、雷と風魔法をミックスさせて嵐魔法を作り、一気に放つ。

ドラグはピイトの魔法に一瞬早く気づき、上手く避けるが、追ってきていたブル爺の蹴りを喰らい、地面に叩きつけられる。

「リンちゃんはセルス達を追いかけてほしい。」

ピイトは真剣な表情で話すとリンは頷き

「私じゃここは足手まといかもね。分かったわ。」

しかしピイトは

「いや、オレっちもこんなジジィほっといてセルス達の協力したいんだけど…雷って海底で感電しちまいそうで恐くてねぇ♪」

するとリンは笑いながら納得して、海底都市に向かう。
ブル爺はピイトに

「ちっ。童貞め！感電に気づいておったか！お前なんか死ねばいいのに…。」

するとピイトは怒り狂いブル爺の頭をつかみ

「テメェ…！今すぐオレっちがテメェを殺してやる！ハゲ頭め！！」

「ふん！お前なんぞ童貞で友達もおらんから生きてて楽しくないじゃろ？楽しい場所に行かせてやるわい！」

二人は顔を近づけ、殺伐としたオーラを放ち睨みあっていると、ドラグが起き上がり

「貴様ら！シカトしてんじゃねぇぞ！！二人纏めて消してやる！」