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あの地底湖での怪魚との戦闘から１週間が過ぎた。

セルスは、あの日の戦闘のドキドキ感や見たことのない生物に出くわしたワクワク感等を思い出しながら、
孤児院の畑作業をしていた。

「あ～世界にはまだまだ自分の知らない事がたくさんあるんだろうなぁ…
世界を全部見てみてぇなぁ…」

「こらっ！セルス！
ボーっとしてないでちゃんと作業な！」

院長に怒られながら、渋々畑作業をしていると、
人を乗せた2騎の馬が、村の入り口に走ってきた。

村の住人達がぞろぞろ見に家から出てきた。

馬に乗っていた人は馬から降りて、一人の村の住人と何か話をしている。

すると、こちらの孤児院の方へ歩いて近づいてくる。

2人が近づいてくる姿を見ると、
1人はメイだった！

「メイ！！」

セルスがメイを呼ぶとメイが気付き、
もう一人の人と話しながら向かってきた。
そしてセルスの前まで到着したときメイが

「彼がセルスよ。」

そう言うともう一人の40歳位の髭の生やしたダンディっぽい人が深々と頭を下げて

「君がセルス君か！？先日は本当にありがとう。
君は私の命の恩人だ！！」

とお礼を言ってきた。