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炎魔境

第22章 嵐の武闘魔導師!!

海底都市内部

メイは二丁の魔弾でガポルネの気を引き付けると、セルスはガポルネに紫炎の剣で攻撃をする。

ガポルネはセルスの攻撃を上手く避けながら、メイへの注意も怠らず、かなり戦闘慣れをしている感じだ。

「コイツ…!ラチがあかないなぁ!少し強引に攻めるか!」

セルスは焦ったのか強引に懐に入ろうとする。メイは嫌な予感を感じる。

「ダメ!!セルス!」

強引に入り込もうと攻撃が雑になるセルスにスキが生まれる。それをガポルネは待っていた。

.「さらばだ!紫炎術者!!」

ガポルネは口を開けると、凄まじい魔力で氷の槍を作り出す。

「あれは…氷魔法!しかもかなりの魔力!
でかい!」

その時、メイは何者かがセルスに向かっていくのが一瞬見えて、メイはガポルネに向かうと、セルスに向かっているのはリンだった。

「刻滅・十文字!」

リンは氷の槍を砕き、セルスを担いで距離を取る。メイはガポルネに

「天魔罰殺弾!」

ガポルネを吹っ飛ばした。だがメイはそれを見て

「やっぱり…今の私の攻撃じゃ致命傷は…!」

助けられたセルスはリンにお礼を言うと、リンは安心する。
そしてピイトとブル爺の状況を話す。

「そうか…。まぁあの二人なら大丈夫だな!」

メイはさっきの雑な攻撃をしたセルスに少し怒りながら

「てか、ピイトもいない状況で、アイツを倒せるのあんたしかいないんだからね!
しっかりしなさいよね!!
それに相手に私の全力が分かってしまった以上、注意を引き付ける事すら出来るかどうか…。」

セルスは気を引き締めて、メイに

「メイのさっきの攻撃は確実に効いているから大丈夫だ!
オレはまだピイトみたく戦闘慣れしていない…だからリンに接近戦の協力を頼みたい。」

リンは頷き

「接近戦のフォローは任せて!実は私も大して役にたててないからモヤモヤしてるのよ。
みんなで戦いましょう!」

セルスとメイはニコリと笑い頷くと、ガポルネは起き上がり、こっちに向かってくる。

「女に挟まれて、紫炎術者のくせにハーレムだなぁ…!まぁ飯が増えて嬉しいかぎりだ!」

3人はガポルネと決着をつけるため戦闘に挑む!

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