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炎魔境

第23章 七色の光! 賞金首のダメ人間。 

しかし、紫炎の炎は全くビクともしない。

「ガポルネ。1つ聞くぞ!騎士団達の洗脳はどうやって解くんだ!?」

するとガポルネはビクともしない紫炎術に自身の死を悟り

「フッ…神の子もいない以上…そこの光の魔力を使う女…。コイツ次第かな。」

それを聞くと、セルスは紫炎の火力を上げると、ガポルネの氷魔法が燃えだす。

「氷を燃やした…だと…!」

そして燃え上がる紫炎は一気にガポルネを焼き尽くす!

「グッ…!これが…紫炎術…者の…力……。」

ガポルネを焼ききり消滅させると、緊張が解けたのか3人はその場に座り込む。
するとメイが

「あんた燃やすの早いわよ!具体的に洗脳を解く方法聞かないでどうすんのよ!」

するとセルスは倒したのに説教するメイに

「ちょっとは褒めろよなぁ!せっかく倒したのに説教なんて聞きたくねぇよ!
お前の光の魔力とか言ってたじゃないか!お前も自分が扱う光の魔力の勉強くらいしておけってんだ!!」

聖なる光の魔力を扱うはずのメイの体から恐ろしいオーラが溢れだす。

「セルス…。あんた一人の力で倒したみたいな言い方ね。魔境の王の血族だか知らないけど調子に乗ってんじゃないわよ。」

メイの恐ろしいオーラに圧倒されたセルスは、すぐさま謝る。
その時、リンは仲裁に入り

「ブル師匠なら何か知ってるんじゃないかな。ここから出て聞いてみましょう。ねっ!メイちゃん♪」

上手くメイの怒りを治めるリンを見てセルスは大人ってものを感じる。

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