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炎魔境

第3章 カヴァーリ王国騎士総団長

「セルス君。騎士の学校に入らないか?」

セルスはそれを聞き、目を丸くする。
驚きすぎたようだ。

「あれ…おーい!セルス君??」

カヴァーリは固まるセルスを再び呼び、
ようやくセルスは反応した。

「いえ、自分なんて学校に入学するお金もなければ、騎士の学校に入学出来るほどの技量もないと思うので…」

そう言うとカヴァーリは

「これは私からの推薦だ。学費や寮費も免除、
それに、メイに聞いたところ、セルス君の剣の技量も問題はないと思う。
2人がかりとはいえ、あの大型怪魚の急所を突いて倒したくらいだからね。」

そう言うとカヴァーリはさらに

「あとは、ただ君が騎士になりたいと思うかどうかだ。
騎士は憧れられる職業だが、命を懸ける職業だからね。」

セルスはそれを聞くと、とても喜び

「自分が騎士に…なれるチャンスを頂けるなんて…是非入学させてください!」

セルスは即答した。

その会話をカヴァーリの横で聞いていたメイが

「セルス。やったね!
来年度てかあと3ヵ月後からよろしくね♪」

するとセルスはメイに痛恨の言葉を投げつけた。

「えっ?メイも入学するの??」

するとメイは顔を真っ赤にして怒り狂い

「はぁ!?あんた言葉には気を付けなさいよ!
あんたが入学するのに、あんたより強い私が入学出来ないわけないじゃないのよ!
そのバカ頭撃ち抜くわよ!!」

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