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炎魔境

第4章 騎士学校入学

寮での生活に必要な荷物を詰め込んだ大きな風呂敷を背負って、
クーストル城下に到着したセルスを、
カヴァーリ総団長が迎えに来てくれていた。

「3ヶ月ぶりだね!セルス君。」

ニコニコしながら出迎えてくれた
カヴァーリ総団長にセルスは頭を下げて、しっかりとした口調で

「今日からお世話になります。よろしくお願いいたします!」

「うん!期待しているから頑張ってね。
じゃあ…さっそく寮に案内するよ。」
     
カヴァーリ総団長はそう言うと、
案内を始め、城下に着いて200m位歩くと、3階建ての外観はL字になっている建物があり

「ここの106号室がセルス君の部屋だからね。
相部屋になってて、もう一人の入学生はもう到着してたと思うよ。」

「分かりました。わざわざ案内して頂きありがとうございました。」

「あっ!そうそう。
学校はここの真裏にあるから、では私は仕事が残ってるからここで失礼するよ。
じゃあ明日の入学式でまた会おう。」

そう言うとカヴァーリ総団長は城の方へ歩いて行った。

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