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「えーっ！？セルスは今年16歳なのか？オレっちなんて、今年でもう31歳よ(笑)」

するとセルスはピイトがなぜその歳になって入学を決めたのか聞いてみた。

「ピイトは何で騎士になりたかったのに今までこの学校受験しなかったの？」

この質問がきっかけでピイトから驚きの理由が明らかになる。

「いやぁオレっち魔導師になりたくてな。
ここまで言えば分かるだろ？」

セルスは首を横に振り、

「いや、サッパリ分からない…」

「魔導師になる方法ってあまり知られてないんだな…
あのな…セルス。
三十路まで童貞を貫くと魔法が使えるようになるんだぞ。」

その訳のわからん都市伝説を本気で信じている人を初めて目の前にセルスは言葉を失う…

「ふ…ふぅん……そうなんだ…」

セルスは頭の中で

『この人、もしかして…バカなのか？』

さらにピイトは話を続ける。

「まぁおかげで三十路になった去年、ずっと本で魔法の使い方を調べてて魔法を使ってみたら簡単に出来たよ(笑)
怪魚丸焼きにして食ってやったよ♪」

それを聞いてセルスはビックリした！

「えっ？怪魚を？？一人で？？」

「おう！オレっち友達いねぇし。」