炎魔境
第7章 魔鍵の書
「オレっちが魔導師になるきっかけというか、あれ書いたのって、オレっちの親父なのよ…」
それを聞いたメイは動揺を隠せず
「な…!それって…もしかして…」
さらにピイトは続ける
「メイちゃんは今のでお気づきかもしれないが、オレっちの親父は魔導師ギルド<ファントム>のトップでねぇ…
名前はキーヴァ。」
「まさか…英雄キーヴァがあんたの親ですって!?」
ピイトは頷き話を続ける。
「まぁギルドと騎士団ってのは仲が悪くてねぇ…騎士団は所属してれば信用もあるから色んな依頼が来て、仲介料で王族に何%だか取られるけど、数をこなせばそれなりの報酬で給料が出るじゃない。
ただ、ギルドは個人企業な感じで、報酬は全てギルドの物だが、実績を積まなきゃ依頼も来ないため、そこが大変だよね♪」
そして、ピイトはここからが重要だと
話し出す。
「16年前…オレっちは親父の仕事に関心なんて一切持たなくてね。ギルドなんてのも知らなかったくらいだし、
これは裏稼業の情報屋からの話でさ…
ある日親父のギルドに依頼が来たのよ…
その依頼が、
『絶対の機密任務!魔王を封印せよ。』
そしてその、依頼主はこの世界の大陸の王達からだったのよ。」
そこでメイは
「それ…王族とギルド仲が悪いのに…
まさか引き受けたの!?」
ピイトは頷き、続けて
「まぁかえって王族に貸しが作れるとでも思ったんじゃないの。
そこで親父達は魔王とやらの、居場所を探しだす…だけど、これは機密任務、手がかり等を誰かに聞くことも出来ず、自分達の足で探してたのよ…
そして、ある島を発見したんだが、
地図にも書いてない、禍々しいオーラを放つ島だったらしい…」
メイは表情を曇らせ
「それが…ま……魔境…??」
するとピイトは
「そう。それが後に親父が封印した魔境なんだが…その封印の呪文は親父でも魔力が足りなくてな…親父は自らの体を魔力に変えて…その本にはその封印呪文も詳しく書いてあるとか…
オレっちはそれを知ったときは、全く信じなかったんだよね。
お袋からは事故で死んだとしか言われてないしね。」
それを聞いたメイは動揺を隠せず
「な…!それって…もしかして…」
さらにピイトは続ける
「メイちゃんは今のでお気づきかもしれないが、オレっちの親父は魔導師ギルド<ファントム>のトップでねぇ…
名前はキーヴァ。」
「まさか…英雄キーヴァがあんたの親ですって!?」
ピイトは頷き話を続ける。
「まぁギルドと騎士団ってのは仲が悪くてねぇ…騎士団は所属してれば信用もあるから色んな依頼が来て、仲介料で王族に何%だか取られるけど、数をこなせばそれなりの報酬で給料が出るじゃない。
ただ、ギルドは個人企業な感じで、報酬は全てギルドの物だが、実績を積まなきゃ依頼も来ないため、そこが大変だよね♪」
そして、ピイトはここからが重要だと
話し出す。
「16年前…オレっちは親父の仕事に関心なんて一切持たなくてね。ギルドなんてのも知らなかったくらいだし、
これは裏稼業の情報屋からの話でさ…
ある日親父のギルドに依頼が来たのよ…
その依頼が、
『絶対の機密任務!魔王を封印せよ。』
そしてその、依頼主はこの世界の大陸の王達からだったのよ。」
そこでメイは
「それ…王族とギルド仲が悪いのに…
まさか引き受けたの!?」
ピイトは頷き、続けて
「まぁかえって王族に貸しが作れるとでも思ったんじゃないの。
そこで親父達は魔王とやらの、居場所を探しだす…だけど、これは機密任務、手がかり等を誰かに聞くことも出来ず、自分達の足で探してたのよ…
そして、ある島を発見したんだが、
地図にも書いてない、禍々しいオーラを放つ島だったらしい…」
メイは表情を曇らせ
「それが…ま……魔境…??」
するとピイトは
「そう。それが後に親父が封印した魔境なんだが…その封印の呪文は親父でも魔力が足りなくてな…親父は自らの体を魔力に変えて…その本にはその封印呪文も詳しく書いてあるとか…
オレっちはそれを知ったときは、全く信じなかったんだよね。
お袋からは事故で死んだとしか言われてないしね。」