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メルゾ港に着いた３人はギルドを設立するために手続きの出来る街を探そうと、
港の漁師に聞くことにした。

「ここから東に歩いて行けば、スラグの街があるよ。
大きな街だから、すぐ分かると思う。」

そういうと港で働く漁師は右手を差し出してきた。するとピイトは渋々チップを少し渡した。

「チッ…ちゃっかりしてやがるぜ。」

３人は東に歩きだすとセルスは、なぜお金を渡したのか聞くと、メイが

「んー、一言で言うと、なんかメルゾ大陸っていうのは
がめついのよ。ボランティアって言葉はこの大陸の辞書にはないと思った方がいいわよ。」

どうやらこの大陸では
細かい事でも助けられたりすると
チップの要求はほぼ発生するらしい。

そしてしばらく歩いていると看板を見つける
『東→　スラグの街すぐ』

そして街が見えてきて、セルスは目を輝かせ

「なんかわくわくするなぁ♪
街でさっそくギルド申請しよう！」

そして3人はスラグの街に入る。