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炎魔境

第11章 紫炎術者セルスvs童貞焼きそばピイト

そしてこっそりメイが帰ろうとするが、何やらまたドアの奥からピイトの声が聞こえてきた。

「セルスよぉ。ギルド人数増やして拡大したいよなぁ??」

セルスはそれに関しては首を横に振る。
せいぜいあと2~3人で良いらしく、
拡大しても管理は行き届かないし大変だと思ったからだ。
それに対してピイトは熱くなり

「全く…マスターはカヴァーリさんだが、
オレっち達はギルドを作った初期メンバー。必然的に幹部と思っても問題ないんだよ!
オレっちの部下にギャル集めて、作戦会議だと言えば、経費で遊びまくれるんだぞ!
セルス、お前は魔王の血族って事でさっきまでウジウジしてたが、何でもっと強引なところは似なかったんだろうねぇ(笑)」

するとセルスは頭にきて、

「あーっ!ピイト…お前!人が気にしてる事を…!お前なんてギャル集めたってコンドーム装備してきて張り切ってるとこでフラれるに決まってんだよ!
その頭鏡でよく見てみやがれ!
この童貞焼きそば!」

するとその一言がピイトの逆鱗に触れ、

「テッ…テメェ…人のコンプレックスを…!
第一、童貞はセルス!テメェもだろ!
…許さねぇ!その紫炎術者とやらの血を根絶やしにしてやるよ!」

ピイトが『フゥフゥ』息を荒げ怒っているとこにセルスは枕をピイトの顔面に思いっきりぶつけた。
するとピイトのアゴが跳ね上がり、ピイトは騒ぎだす。

「オレっち久々にキレちゃったぁ!
大人をからかうと、どうなるのか…テメェの体に刻み込んでやるぅぅ!
フシュゥゥ…。」

ピイトは枕を投げては避けられ…また枕を投げては避けられ…
慌ててメイが止めに入るためドアを開けたが、ピイトがベットで暴れてベットは破壊…そして部屋はすでにグチャグチャで収拾がつかない…
そして朝になり、ピイトは
泊まった宿屋から出入り禁止となるのだった…。

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