テキストサイズ

炎魔境

第12章 ファビュレス洞窟

そしてメイの道の奥に人が数名いるのを確認して
メイは奥へ急ぐと、老夫婦が傷だらけで2人組の前で正座している。

メイはその2人組を不審に感じ、声をかけた。

「あんた達!何してるの!?」

すると傷だらけで疲れきっている老夫婦がメイに助けを求める。2人組はメイに

「テメェ…誰だ?」

するとメイは素早く2人組の内の1人の顔面に蹴りを入れ、倒れたところ口の中に銃口を突っ込む。

「お前らが名乗れ!名乗れないくらい開かない口なら一撃で開けてあげるわよ!」

この2人組は、戦闘は素人のただのチンピラレベル、正直メイの相手にならない。
するともう一人が

「すみません!私達は強奪ギルドの新人でして、ギルドのノルマがあって…それで…カモを見つけて後を付けたんです…。
この人達から手を引くので勘弁してください!」

するとメイは銃を抜き、二人組に向かって

「ふん!そんなチンピラ撃ったところで弾が勿体ないだけだわ…それにあんた達みたいなのを裁くのは騎士団の役目だし。
さっさと目の前から消えなさい!」

すると2人組は走り去っていった。
そしてメイはここへ来た経緯を老夫婦に説明すると、幼女の祖父母だと分かりホッとした。
そして老夫婦はお礼を言って帰ろうとする。
その時、
ふとメイがセルスとピイトを思いだし、

「んじゃあの2人が向かったのは行き止まりかな(笑)」

!!


ストーリーメニュー

TOPTOPへ