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すると老夫婦は、カヴァーリ達を家へ招き入れる。

「あなた達は命の恩人です。お話します。
実は私達はメルゾ城下町に住んでいました。息子がメルゾ城の騎士団だったのです。
ですが…1年前にメルゾ城は…死神の手によって滅びました。息子はメルゾ城の地下水路の入り口の鍵を私達に渡して、
死神との戦闘に向かい敗れました。
今、メルゾ城の入口は閉じていて、進入不可能で、地下水路から城の内部に進入出来るのです。」

するとカヴァーリはなぜディザイアの連中は城の内部に入りたがるのか聞くと、
死神も１年たって、さすがにもういないと感じて保管庫の宝が目的だと知る。

そして、カヴァーリは

「誠に厚かましいお願い事なのですが、我々の目的は、メルゾ城内部に隠された魔鍵の書です。
必ずお返し致しますので、その鍵を我々に貸しては頂けないでしょうか？」

と言い、目的は一冊の本だと説明する。
すると、老夫婦は

「あなた方は信頼出来る方々です。
必ず息子の形見を返して頂けると信じています。」

と鍵を差し出してくれた。

そして、老夫婦に挨拶をすると、幼女が
ピイトに

「クルクルおじちゃん！どうもありがとう。」

するとピイトは幼女を相手に

「口の聞き方には気を付けようねぇ。
でないと10年後に君の事犯しちゃうから♪」

するとカヴァーリはピイトの頭に
ゲンコツを入れて、老夫婦宅をあとにする。

「我々のアジトはここだ！」

カヴァーリが3階建てのビルを指差すと、
どうやらビルを１棟借りたらしい。