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メルゾ城へ出発の日の朝方、
スラグの街の入り口に集合する。

「よし、みんな集まったな。
メルゾ城はここから南東を位置する場所にある。いくぞ！」

カヴァーリは馬車を手配していて、メルゾ城の近辺までならと承諾してもらい
送ってもらう。

そして、メルゾ城が見えてきた辺りで、馬車の騎手が

「メルゾ城は、とてもじゃないが近づきたくない！ここで良いかい？」

すると、カヴァーリは騎手にお礼を言い報酬を手渡すと、みんなは馬車を降りた。

そしていよいよメルゾ城入り口の手前で身を潜めると、カヴァーリがピイトに

「ピイト君！この城の見取り図はしっかり頭に入れておいたか？」

するとピイトは縦の拳で親指を上げ頷く。

「それじゃあ地下水路の入り口は、この城の真裏だ！慎重について来るんだぞ！」

そうカヴァーリは告げると、城下町入り口から入り、死角が出来ないよう外壁に引っ付き進んでいく。

そして何事もなく地下水路の入り口に到着する。