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ピイトの背中に雷鳥の翼ができていて、全身に雷の強大なオーラが纏う。

「これが雷鳥のホントの使い方よ！オレっちは雷の力を支配するために、ずっと特訓してたのよ♪」

そしてピイトは雷の速さで一瞬にして黄色のドラゴンの目の前に！
そして黄色のドラゴンに両の掌を当てる。

「ショック！」

以前の雷魔法には比べ物にならない、強烈な威力！
黄色のドラゴンは一撃で白目をむき、息絶える。
それを見た緑のドラゴンは、ピイトが黄色のドラゴンに攻撃を仕掛けたとき、
城の窓を突き破り空に飛び逃げ出していた。
遥か上空に逃げる緑のドラゴンを確認すると

「頭のいいやつだ…。」

そしてピイト体の雷のオーラを解くと、疲れきった表情で

「一回でヘトヘト…こりゃ修行が足りないなぁ♪
とりあえず、セルス達も気になるし、
この黄色のドラゴンは外で焼くか♪」

黄色のドラゴンを引きずり、城の門から普通にピイトは出ると、セルスとカヴァーリ、メイが、外で死神の大群と戦っている！
ピイトが黄色のドラゴンを引きずりながら向かうと、死神が

「な…！我々の部隊のボスが…！？」

するとピイトは、緑のドラゴンは逃げたと方角を指差して伝えると、死神は

「た…退散だ！」

死神達は、ドラゴンが逃げた方角へ退散する。
そして、セルス達はピイトがドラゴンを倒した事や、魔境と地底についての話にも戸惑いや驚きを隠せずにいた。
魔鍵の書や、今後については、街に戻ってから話そうとカヴァーリは告げるが、セルスとピイトは、ドラゴンを焼き始めていた。

「まぁもう敵もいないし、ここで少し休みながら魔鍵の書を確認するか。」

とカヴァーリは言い、みんなは賛成するのだった。


第16章へ…