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メルゾ城の城下町。
地底魔境の生物の死神、ドラゴンとの戦闘で疲れきった4人。
セルスとピイトはドラゴンを焼いて食べている。メイは気色悪そうにドラゴンを食べている2人を見ている。

ピイトの解錠魔法で開いた魔鍵の書をカヴァーリは見て話し出す。

「フム…。メイとピイト君がドラゴンから聞いた内容と同じような内容だな…。
やはり、昔の王族や騎士団の連中が地底魔境の生物達を奴隷や食料としていたらしい。」

そこまでは予想出来ていたと、誰も驚く事はなかったのだが、ここから新たな事が記されていた。

「実はあの16年前の魔境の封印…。これはピイト君の父親のキーヴァは王族から依頼が来た後に、魔境の王からも頼まれたらしい…！」

「な…！なんだってぇ！？」

セルスとピイトは食べる手を止め、メイも目を丸くして驚く。

その魔境の王がなぜ自分の住む場所を封印したのか…。あの黒い渦で移動出来るからか？
考えれば考えるほど、さっぱり分からない。
するとセルスが、とんでもない提案をする。

「考えるより、直接魔境の王に聞きに行かないか？
あの黒い渦の中の扉でオレの紫炎術使えば魔境行けるんだろ？」