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炎魔境

第16章 いざ魔境へ! 

ピイトは涙を流し謝罪するクルスを宥めると、

「でも、魔境を封印しなきゃいけなかったんでしょ?」

するとクルスは話を戻して

「紫炎の封印を破るほどの地底の神や生物は、魔境の地に現れ
私は、怒り狂うやつらを魔境から出すわけにいかないと食い止めるが、恐ろしく強い…。
そして、キーヴァに魔境の封印を頼んだのだ。
そして地底の神との戦闘でこの有り様だ…。
魔境の封印はすでに破られ、地底生物はぞろぞろ他の大陸へ向かってしまっている。
肝心の地底の神は魔境の幹部が食い止めてくれてるが…。
セルスよ。私は魔境の王、そして紫炎術者として、地底の神だけはここから出さない!
だから大陸へ向かった地底生物から、
この地球を守ってくれ!」

セルス達は理由を知り、クルスに感謝して地底生物から守る事を約束する。
するとクルスは

「魔境の部下には人間を恨み襲う者もいるが、私の為を思って行動したことで、強く言えなかった…。
今後私はセルス達と同盟を組んで協力するよう早急に部下に頼み伝えておく。
今まで部下に勝手な行動をさせてすまなかった。」

そしてクルスはセルスの母親は魔境の封印の時に魔境の外に逃がして、セルスを産んで孤児院に置き、その5日後に亡くなったと伝える。
もともと体が弱く、誰の協力も無しで
一人で産んだため力尽きてしまったらしい…。
黒い渦はセルスの母親がいつでも魔境へ遊びに来れるよう作ったものだとも分かった。

セルス達は魔境の封印理由を知ると、
クルスは今後、セルス達に向かって欲しい場所があると伝える。

第17章へ…

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