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セルスは泣き止まないピイトに声をかける。

「ピイト…。元気だせよ。仲間に手を出そうとしたお前は悪いけど、オレも…その…童貞なんだし…。」

ピイトはセルスもメイちゃんに若干気に入られているだけで童貞なんだと、ケロッと立ち直る。
そしてカヴァーリはピイトに優しく話かける
。

「まぁ普通に歓迎会はしようじゃないか。
ブルさんにはメイの修行も手伝っていただいたし、少しでも何かしてあげないとな。」

そして日が暮れ始めたころ、ブル爺とメイは帰ってきて

「まぁ一応形にはなって実戦でも少しは使えるんじゃないかのぉ。後は魔力の限界値が上がれば効力は強くなるじゃろう。」

メイはブル爺にお礼をして、椅子に座り疲れを癒していると、ブル爺の携帯が鳴る。
どうやら到着したらしく、ブル爺は街の入り口に迎えに行き、戻って来た。

「これがわしの弟子のリンじゃよ。」

すると黒髪のショートカットの20代くらいの美人な女性がお辞儀する。
ブル爺は話を続け

「リンは忍術師じゃ。戦闘もある程度教えてあるし、戦力になると思うぞ。
あっ…！リンもこのギルド入れるんじゃが、わしも入ろうかのぉ。」

ブル爺のギルド加入は歓迎なのだが、突然でびっくりしたカヴァーリは、ブル爺に理由を訪ねると

「いやぁ、わしもあんな山にいたら暇で暇で(笑)
クルスの息子がいて、友の息子達の協力もしたいなぁって思ったんじゃよ。」

カヴァーリはブル爺とリンの加入を歓迎し、歓迎会も兼ねて次の目的地などをブル爺に聞くことにする。

第19章へ…