無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ブル爺とリンのギルド加入の歓迎会。
みんなはスラグの街で食材等を買い込み、アジトで楽しい一時を過ごす。

カヴァーリ、ブル爺、ピイト、リンはお酒を。セルスとメイはジュースで乾杯をする。
しばらくしてカヴァーリはブル爺に次の行き先を聞く。

「ブルさん。次の行き先と目的についてなのですが…。」

するとブル爺は真面目な表情になり

「うむ…。次なる場所はちと厄介な事になりそうなんじゃが…とりあえずメルゾ大陸より西の大陸、ノットガルス大陸じゃ。」

するとみんなは厄介な事という言葉が気になるとブル爺は続けて

「ノットガルス大陸の騎士団連中が何かに洗脳されていて一般の人間に危害を加えているらしいのじゃ。
他の大陸の騎士団達はその事をまだ知らない…。
他の大陸の情報は王族連中が世に発信するんじゃが、
これは、元騎士総団長のカヴァーリでも知らんだろうが、ノットガルス大陸は王族はいるんじゃが、なぜか住んでおらん。あそこは騎士団の総団長が他の大陸に自国の情報を発信している。」

それを聞いたカヴァーリは驚き

「なっ…なんですって！？
王族がいない大陸など…！言われてみれば報告書なども代理のサインばかりで違和感はあったが…。
しかし騎士団の人達と戦闘するわけにもいかない…。原因を突き止めなければ人間どうしで潰しあうハメになってしまいますね。」

ブル爺は頷き、魔境の王クルスも人間どうしで潰しあう事の危険を恐れていたと告げる。