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セルス達は、ノットガルス大陸へ行って
自分たちの目で確かめて原因を探る事となる。

しかし、今の会話を聞いたピイトが疑問を感じている。

「ねぇねぇ、ジジィ。
ノットガルス大陸って港に若干住人がいるくらいと騎士団の駐屯所しかなくて、魔物が住み着きそうな場所ってなさそうなんだけどよぉ…。」

ブル爺は頷きピイトに

「ズバリその港が怪しいのじゃ！
騎士団を使って港の住人を襲わせて
あの港の周辺で何かしようと企んでいるという可能性もある。
それに…あの大陸の王族は昔はいたんじゃがな…。
騎士団の総団長がいつからか王族の仕事をしているのにも疑問を感じてはいたんじゃが…。」

それを聞いたカヴァーリは、他の大陸の騎士団に王族がいないと知れたら、すぐにでも調査にノットガルス大陸へ
行き、洗脳されている騎士団と潰しあいになってしまう…。
と急いで、我々で解決しなくてはと思う。

ブル爺はカヴァーリの思い詰めた様子を見て

「んじゃ、わしとカヴァーリはここに残るから、お前ら4人で調べてこい。
わしは騎士団や王族が大嫌いじゃ。
カヴァーリは元とはいえ同じ騎士団だった。面が割れてて動きにくい部分も出るかもしれん。
それに…卵についてちと調べなくてはのぉ。」

4人は納得して、翌朝にノットガルス大陸に向かう事にする。

重要な話が終わるとリンがセルスとメイとピイトに緊張した感じで声をかける。

「あ…あの、リンです。まだまだ未熟者ですが…皆さんよろしくお願いいたします。」

するとセルスとメイは、リンに笑顔で
こちらこそと握手をする。
だが…、

「えーっ！リンちゃん全然未熟者じゃないよぉ♪
すっごい熟してるって感じぃ♪」

ピイトはリンの全身を舐め回すように視ている。
するとブル爺が

「バカかぁ！貴様自分の不細工な面鏡で見てみろ！貴様にリンはＬＶが高すぎるわ！」

そんな2人の変態は無視して、メイはリンを部屋に案内する。
するとピイトは

「あれ？マスター。オレっちもうセルスと相部屋に戻っていいのぉ？？」

カヴァーリは、もうふざけたことするなよと告げて頷くと、ピイトは喜び荷物をセルスの部屋に移動しにいく。