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そして、ピイトが騎士団の男性に聞く

「よぉ。一体この大陸は何がどうなっちゃってるのぉ？？」

すると男性は答える

「海底都市…。そこは怪魚達のアジトだ。
その海底都市には絶対に触れてはならぬ神の卵とやらが存在していた。
しかし、その卵が孵化したとたん、中から生まれた生物が、この大陸の騎士団達に襲いかかり洗脳されてしまった…。」

セルスとメイとリンは、孵化させてしまった事に驚くが、ピイトは冷静に質問を続ける。

「ん～、おたくは何で無事だったのかと、何でその卵は孵化しちゃったのぉ？」

男性は目を瞑り思い返すかのような感じで

「その時私は…不審な男を追っていた。
騎士団の鎧を着ていて新人かと最初は思ったのだが、その男はこの大陸の人物ではない。
その卵が孵化する少し前からその男はこの大陸に潜入していた。
孵化して襲われている時、私は…その男が怪しく思い、その男をつけて大陸の西の海岸で問いつめる。
すると、その男は…『お前はこれから毎日恐怖に震えて隠れてるんだな。』と告げると、海面を歩きだし、姿が突然消えたのだ。
そして私は戻ると、すでに手遅れでどうする事も出来ず、ここに隠れている。」

するとピイトは

「まぁヤケになって一人で特攻かまさないで正解だね♪
まぁ十中八九その不審な男が孵化させたと思うねぇ。こりゃゾンネの卵も時間の問題だな…。
リンちゃん。ジジィに電話して卵を見張っててもらおうよ♪
不審な男がどんだけの使い手か知らんけどジジィなら大丈夫でしょ♪」

するとリンはすぐにブル爺に電話をかけて伝える。
そしてセルスはカヴァーリに状況報告の電話をして、海底都市に行き、戦闘の許可をお願いすると、カヴァーリは反対するが、リンから聞いたブル爺は電話の横から

「行ってこい！孵化した以上、ほっといたらこの世界でまともに生きていけんぞ！
お前の紫炎術なら勝ち目はある！」

するとそれを聞いて圧倒されたカヴァーリは

「セルス君。こっちの卵はしっかりブルさんと見張ってるから、そっちは任せたぞ！」