
Solitude lonel
第7章 学校
※放課後※
「広っ!」
「そうですか?」
放課後、私は忍くんに学校を案内してもらっていた。
忍くんがクラス委員をやっていたのもあり、彼に案内を頼んだのだ。
「まだ4分の1位だよ」
と、忍くんが大笑いする。
「えっ!?いやでもここまで来る間にものすごい量の教室通ったよ!!」
「まだ半分も行ってないですよ」
「広すぎっ!!!!」
なんて歩きながら話すとピタッと忍くんの足が止まった。
上を見ると『図書室』 と書いてあるプレートがある。
「忍くん?」
図書室の横の掲示板に釘付けになっている忍くんに話しかけた。
「図書室、寄ってもいいですか!?」
と大声で力強く叫ぶ忍くんに、
「いいよー」と私は返した。
案の定、図書室もただっ広くて、開いた口が塞がらなかった。
人は少ないようで、図書室にいるのは数人の生徒と、受付の人のみだった。
忍くんはというと受付の人と話している。
私は、その間に図書室を回っていようと思った。
本の種類が書かれたプレートが本棚に貼ってあってそれを見ていく。
「あ、雑誌とかも置いてあるんだー」
『雑誌』と書かれた棚に置いてある本を手に取る。
パラパラパラ…と雑談を読んでいると、
「日和っっ!!」
息を切らした忍くんが来た。
「あれ…?忍くん、探してた本、見つかった……の」
ギュッ、と強く抱き締められた。
「びっくりした……また…日和がいなくなっちゃったかと……」
そう告げる忍くんの声は震えていた。
「や、やだなぁ…ちょっとぶらぶらしてただけだよ~…」
私はそう答えた。
…てゆうか!!!!離してくれません!?
目で訴えると忍くんは
「……す、すまない」
そういって腕を離してくれた。
そして、
「もう今日は一回帰りましょう…。時間も時間ですし…。」
時計を見ながら忍くんは言った。
時刻はあと少しで6時。
本来、もう少しいても大丈夫なのだが、今の状態のまま案内してもらったりするのも…嫌なので
「うん、帰ろう。」
「…――――ああ。」
「昇降口までの道は覚えたから、私、自分でいくね!!ありがと、忍くん!!じゃあね!!」
私は逃げるようにその場を離れた。
タタタタ…
日和がいなくなったあと、
忍はその場にしゃがみこんで
「なにやってんだ…俺は…。」
とこぼした。
「広っ!」
「そうですか?」
放課後、私は忍くんに学校を案内してもらっていた。
忍くんがクラス委員をやっていたのもあり、彼に案内を頼んだのだ。
「まだ4分の1位だよ」
と、忍くんが大笑いする。
「えっ!?いやでもここまで来る間にものすごい量の教室通ったよ!!」
「まだ半分も行ってないですよ」
「広すぎっ!!!!」
なんて歩きながら話すとピタッと忍くんの足が止まった。
上を見ると『図書室』 と書いてあるプレートがある。
「忍くん?」
図書室の横の掲示板に釘付けになっている忍くんに話しかけた。
「図書室、寄ってもいいですか!?」
と大声で力強く叫ぶ忍くんに、
「いいよー」と私は返した。
案の定、図書室もただっ広くて、開いた口が塞がらなかった。
人は少ないようで、図書室にいるのは数人の生徒と、受付の人のみだった。
忍くんはというと受付の人と話している。
私は、その間に図書室を回っていようと思った。
本の種類が書かれたプレートが本棚に貼ってあってそれを見ていく。
「あ、雑誌とかも置いてあるんだー」
『雑誌』と書かれた棚に置いてある本を手に取る。
パラパラパラ…と雑談を読んでいると、
「日和っっ!!」
息を切らした忍くんが来た。
「あれ…?忍くん、探してた本、見つかった……の」
ギュッ、と強く抱き締められた。
「びっくりした……また…日和がいなくなっちゃったかと……」
そう告げる忍くんの声は震えていた。
「や、やだなぁ…ちょっとぶらぶらしてただけだよ~…」
私はそう答えた。
…てゆうか!!!!離してくれません!?
目で訴えると忍くんは
「……す、すまない」
そういって腕を離してくれた。
そして、
「もう今日は一回帰りましょう…。時間も時間ですし…。」
時計を見ながら忍くんは言った。
時刻はあと少しで6時。
本来、もう少しいても大丈夫なのだが、今の状態のまま案内してもらったりするのも…嫌なので
「うん、帰ろう。」
「…――――ああ。」
「昇降口までの道は覚えたから、私、自分でいくね!!ありがと、忍くん!!じゃあね!!」
私は逃げるようにその場を離れた。
タタタタ…
日和がいなくなったあと、
忍はその場にしゃがみこんで
「なにやってんだ…俺は…。」
とこぼした。
