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Solitude lonel

第7章 学校

※翌日の放課後※

私は昨日の続きを忍くんに案内してもらっていた。


「…」
うーん…。
気まずい…。
昨日、いろいろあったからなぁ…。

なんて思っていると、私の数歩前を歩いていた忍くんの足が止まった。
そして九十度向きを変え

「……ごめん…っ」
と言った。

「え?」
私は聞き間違えたのかと思い腑抜けた声を出す。
そして状況を整理した後、
「き、気にしてないよ!!!!」
と叫ぶ。忍くんか
「ほんと…ですか?」
と上目遣いで聞いてきて、その可愛らしさに不覚にもドキッとする。

「ほんとほんとほんと!!!」
と頷くと忍くんは満面の笑みで笑った。


      ☆

ギィ…

きしんだ扉が音をならした。

「ここは特別とうです。…とはいっても基本的に勉学に関係ないところばかりです。…例えば…保健室、とか倉庫…その他色々です。」

私と忍くんは特別とうに来ていた。
恐らく時間的にもここが最後だろう。
なんてことを考えて歩いていると

「ここにあるのが保健室です。貴方はあまり用がなさそうです(笑)」
「しつれいな!!」

なんて話ながら
保健室の前を通ろうとした瞬間…
おかしな「声」が聞こえた

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