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Solitude lonel

第1章 やけに長い一日

それから。

お母さんは帰ってくる気配もなく、私とお父さんの二人きりの生活が始まった。

生活費は私の少ないバイト代で切り盛りをして、なんとか生活した。

ここまでが、半年前までの話。



しかし、そんな生活が持つわけもなく、ついに今日、父がある行動に出たのだ。


いつもどうり家に帰ると、いつかの母の書き置きのように一枚の紙がおいてあった。
そこには"家を売ることになった。日和を守れる自信がないから、本当に申し訳ないけれど、日和はこれから先、自分で生活して"とだけ書かれていた。

そして読み終わった瞬間扉を強く叩く音が聞こえたのだった。

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