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「だって、冗談でしょ?」

第3章 「君何年生?」「1年生です!」

「あああ、あんたいくつっ!?」

動揺しすぎたのか、口から予想外な質問が飛び出した。

いや、確かに気になってたけど!

「いくつ、というと?」

「だから、君何年生?」

「...ああ、1年生です」







...1年生?

え、じゃあ何私...中学一年生相手にこんなドキドキしてんの!?



今時の中学生は大人びていやがる...

脱力した私はそのままベンチに腰掛ける。

目を閉じて状況を理解しようとしていると、不意に唇に柔らかいものが触れた。

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