
「だって、冗談でしょ?」
第3章 「君何年生?」「1年生です!」
翌日。
1限から哲学の授業。
あくびを噛み殺しながら席に着く。
昨年、うっかり時間割の登録を忘れてしまったので、1年生に混ざって授業を受けている。
ちらほら2年生もいるけれど、サボって単位を落とした奴らばかり。
まぁ、大学なんてそんなものだよね。
ただただ分厚いだけで、難しい文字が羅列してある教科書を机に置く。
ルーズリーフとシャーペンの用意をしていると、誰かが隣に座った。
「すいません、教科書忘れちゃったんで、見せてもらってもいいですか?」
聞き覚えのある声に顔を上げると、そこにいたのは...
「杉村くんっ!?」
「昨日誰かさんと濃密な夜を過ごしちゃったからうっかり教科書わすれちゃって...」
慌てて杉村くんの口をふさぐ。
「ばか!なんでここにいるの!学校は!?」
杉村くんはニッコリ笑って言った。
「杉村環太、18歳。大学一年生です」
1限から哲学の授業。
あくびを噛み殺しながら席に着く。
昨年、うっかり時間割の登録を忘れてしまったので、1年生に混ざって授業を受けている。
ちらほら2年生もいるけれど、サボって単位を落とした奴らばかり。
まぁ、大学なんてそんなものだよね。
ただただ分厚いだけで、難しい文字が羅列してある教科書を机に置く。
ルーズリーフとシャーペンの用意をしていると、誰かが隣に座った。
「すいません、教科書忘れちゃったんで、見せてもらってもいいですか?」
聞き覚えのある声に顔を上げると、そこにいたのは...
「杉村くんっ!?」
「昨日誰かさんと濃密な夜を過ごしちゃったからうっかり教科書わすれちゃって...」
慌てて杉村くんの口をふさぐ。
「ばか!なんでここにいるの!学校は!?」
杉村くんはニッコリ笑って言った。
「杉村環太、18歳。大学一年生です」
