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「だって、冗談でしょ?」

第4章 「あのカフェに行けば、彼女に会える」

「杉村ァ!今日メシ食ってから帰らね?」

授業が終わって教科書を鞄にしまっていると、中岡が話しかけてきた。

「中岡、お疲れ!どこいく?」

「杉村何が食いたい?」

中岡はスマホで周辺の店を検索しはじめた。

大学に入学して約1ヶ月。
慣れない町では口コミサイトが頼りになる。

「なんだろ...オムライスとか食べたいな」

呟くと、中岡は吹き出す。

「オムライスって...子供かよ!」

「うるせー」

高校からの付き合いである中岡とは、なんでも言い合える関係だ。

「あ、ここは?」

そう言うと中岡は、スマホの画面をこちらに向けた。

「カフェ・ドールハウス?」

ログハウスの写真の下には、美味しそうなオムライスの写真もあった。

「いいね!ここにしよう!」

俺たちはさっそく、カフェ・ドールハウスへと向かった。

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